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きっかけは執念

2022.08.24

きっかけは執念

パッケージ事業部の村田と申します!

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今回は「私のアンテナ」がテーマということで、

私が今回みなさんにご紹介したいのが、『金継ぎ』です。

 

というのも、以前私がフリーマケットで一目惚れをし、

購入したお皿を、3分後に落として割ってしまうという

悲しい出来事がきっかけでした。

その時のお皿がこちらになります▼

画像1

無慈悲にも木っ端微塵…早すぎるお別れでした。

しかし、あまりにも悔しく、一目惚れ+なかなか良い値段だっただけに、

何としてでもこのお皿を使ってやるぞという執念が芽生えました。

そこで調べた結果、”金継ぎ”という修復方法で

どうにかなる、ということを知りました。

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金継ぎとは・・・

「器のヒビや割れ・カケの破損部分を

漆で接着し、金粉で装飾する昔ながらの技術」

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だそうです。

藁にもすがる思いで金継ぎセットを購入し、

よく分からない液や器具の数にビビりながら、いざ修復開始…!

届いたのがコチラ▼

 画像4

【修復方法】

①まずエポキシパテという強力な接着剤で継ぎ目をくっつけます。

②乾いたら練り消しのような粘土を、大きい割れ目を埋める際にくっつけます。

③ヒビの上から金を溶かした特殊な薬剤を筆で塗り、1週間ほど待ちます。

 

これで本来完成なのですが、食器の場合、金をカバーする漆を塗り重ねるため、

さらにあと1週間待つ必要があります(長い!!)

 

修復中のお皿(マステで接着するまで固定中。。)▼

画像2 

 

そして、2週間ほどかけてようやく完成です!▼

画像3 

これも技術がいるようで、素人の私では決して上出来とは言えませんが、

むしろ買った時よりも特別感というか、愛着が沸いたような気がしております。

(最近はこれにそうめんを入れて食べています。)

さらに、食器乾燥機対応なのも地味に嬉しいポイントです!

なにより、使えないと思っていたものが使えることに

1番の喜びを感じました。

他にも、ハンドメイドのアクセサリーに金継ぎが利用できたり、

銀継ぎ(金継ぎの銀バージョン)なるものもあるだとか…

未知の可能性を秘めた金継ぎの世界に足を踏み入れたのかもしれません、、!

 

みなさんも、もし割れてしまったお皿があれば

モノを大事に扱う気持ちで金継ぎに挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

 

…もちろん、壊さないことが一番良いということが大前提です!

以上、村田のアンテナでした!

3件のコメントがあります。

  1. 内とー より:

    オォ〜、金継ぎ!
    こんな身近に金継ぎ師がいたとは!!
    (某会報誌の特集で金継ぎを扱ったんですよ。
     荒牧さん&下森さんが素敵に紹介してくれていました)
    割れちゃったのは悲しいけど、
    たったひとつの金継ぎ食器も素敵ですね。
    いつか金継ぎが必要な事態になった時は
    ぜひとも教えてください。

  2. はたみ より:

    金継ぎこの前ちょうどテレビであってて素敵〜って
    思ってたところでした!むらちゃんのなんでも挑戦してみる姿勢
    陰ながら尊敬してました(パン作ってたりしてたよね?きみ天才?)
    これでもう何割ってもこわくないね!^^笑
    仕上がりもとっても素敵!

  3. みずこ より:

    金継ぎを自分でやってみようというフットワークの軽さが凄い!
    直すっていうのと、美しく見せるっていうのが同居してていいよね〜〜

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